働くシニアが増えています。周りの環境を見ても、働く人が多いのは統計データがなくとも何となくわかるほどです。
60代になると、まだ現役で働いている人と定年後は悠々自適に暮らしている人が分かれてくる年頃でもあります。年齢によってはどのような就業状況になっているか気になることもあるかと思います。

総務省の統計データを見ると、60代の就業実態がつかむことができるので、さっそく見ていきましょう。もしかすると、何歳まで働こうか考える目安になるかもしれません。
60代の就業率(年齢別)
年齢 | 就業率 |
60~64歳 | 68.8% |
65~69歳 | 46.6% |
出典:労働力調査(基本集計)平成30年(2018年)平均(速報)結果の概要【表5 年齢階層別就業率の推移】

少ないと感じる人もいるでしょう。ちなみに20代や30代で85%前後です。若年層と比較すると、60代前半はそれなりに高い数字になっています。65歳を過ぎると、大きく就業率は下がっていますがそれでも約半数は就業していることがわかります。
60代の就業率(男女別)
年齢 | 就業率(男性) | 就業率(女性) |
60~64歳 | 81.1% | 56.8% |
65~69歳 | 57.2% | 36.6% |
出典:労働力調査(基本集計)平成30年(2018年)平均(速報)結果の概要【表5 年齢階層別就業率の推移】

60代前半の男性については5人に4人は働いているという統計データとなっています。ほとんどの男性が働いていると言っても過言ではないでしょう。女性についても2人に1人以上が働いています。どちらも年々増加傾向にあるので、今後も伸びていくことが予想されます。
70代以上の就業率(年齢別)
参考までに70代以上の就業率も見ていきましょう。
年齢 | 就業率 |
70~74歳 | 30.2% |
75歳以上 | 9.8% |
出典:労働力調査(基本集計)平成30年(2018年)平均(速報)結果の概要【表5 年齢階層別就業率の推移】

70代前半の就業率は約3割と、個人的に想像以上に高い結果でした。75歳以上はさすがにといったところです。
まとめ
男性については生涯現役が一般的になっています。女性についても働く場所が増えてきているので、非正規雇用が多いながらも増加傾向にあります。

働く場所が増えることは、良いことだと感じます。老後の資金や健康のために働き続ける選択肢があるのはありがたいことですね。