「桜切手」とは、明治5年からいわゆる竜切手にかわり登場しました。切手の四隅に桜の模様が描かれているため、通称「桜切手」と呼ばれています。
発行時期により、少しずつ仕様が異なっており、切手の額面も半銭、一銭、二銭、四銭、十銭、二十銭、三十銭などと40種類を超える種類があるため、きちっとした知識がなければ見分けるのは難しいでしょう。
また、桜切手の中でも発行枚数が多いものと、少ないものと、ばらつきがあります。そのため、希少性の高いものは使用済みのものであってもかなりの価値が付いてきます。特に高い額面で流通量の少ないに十銭、三十銭切手は僅少ながらも行方知れずのものがほとんどです。その中でも特に出回った数が少ない「政府印刷」製のものは高額で取引されています。桜切手の中にはわずか20枚ほどしか現存していないものもあり、市場での価値も簡単につけられないとされています。
しかし、桜切手に限らず、手彫りの切手は模造品の制作が容易であり、贋作や悪意を持ったレプリカも多数出回っていると言われています。
桜切手の買い取り相場
前述のとおり、桜切手には多彩なバリエーションがあり、その種類によって買い取り価格は大きく変わってきます。ここで、主な桜切手の種類と価値についてまとめてみます。
桜洋紙カナなし
使用されている素材がもろく変色しやすい和紙製から、丈夫かつ紫外線に強い洋紙に代わっています。額面には四銭と三十銭があり、三十銭の方は当時の切手としてはかなり高額面になるので、現存数が少なく、めったに市場に出てきません。
四銭のものは比較的出回っている数が多く、状態の程度により買い取り価格に幅が出てきます。
相場価格 | 1,000~49,999円 |
桜洋紙カナ入り
在庫管理のためにカタカナ記号がふられた洋紙製桜切手です。半銭、一銭、二銭、四銭、十銭、二十銭、三十銭と7種類もの額面がありますが、関係なく美品の場合はかなりの買い取り値が付きます。
また、割り振られるカナ記号によっても価値が変わってきます。特に六銭の「ヨ」は現存数が少ないため希少価値が高く、シミや汚れが少ない品の場合は非常に高額な買い取り価格が付く場合もあります。
相場価格 | 1,000~999,999円 |
桜洋紙改色カナ無し
明治8年に発行されたもので、他の桜切手と同じく、四隅の桜と中央部にあしわられた菊文様が特徴的な図案となっています。一銭と四銭の額面があり、一銭は白地に茶、四銭は白地に緑の色が付けられています。
桜切手は希少価値が高いため、どれもが非常に高額な値段で売買されますが、合計40種類という膨大なバリエーションがあるため個人での真贋やレアリティの判断には相当な知識が必要になってきます。
桜洋紙改色カナ入り
明治8年~明治9年に発行。桜切手の中では後期組にあたる、改色桜切手で、和紙に比べて丈夫な洋紙で作られているという点では旧桜洋紙と似ていますが、こちらの方が新たに発行されており印刷色の違いで見分けることができます。
一銭、二銭、五銭の額面はどれも非常に高い金額で取引されていますが、特に「ト」と「チ」のものは超レアで800万円を超える鑑定額が付く場合もあります。
使用済みの消印付でも高額な価格が付くことが多いので、お宝級のプレミア切手と言えます。
状態によって評価額が変わってきますので、その保管環境や取り扱いには細心の注意が必要になってきます。
相場価格 | 1,000~8,000,000円 |
桜和紙カナ無し
明治5年から竜切手に代わって登場した、桜切手の「初代」です。発行された額面は半銭、一銭、二銭、四銭、十銭、二十銭、三十銭と多く、二銭には発行年によって、朱色と黄色の二種類が存在します。
これらは大変希少性が高いため、使用済みのものであってもかなりの高額査定が付きます。
中でも特に出回った数が少ない額面が二十銭、三十銭の切手は僅少であり、行方知れずのものがほとんど。特に出回った数が少ない「政府印刷製」のものは数千万円以上の査定が付くこともあります。
未使用品が出れば、一億円を超えるともいわれている超プレミアムな逸品です。
相場価格 | 1,000~100,000,000円 |
桜和紙カナ入り
明治7年以降に発行された和紙製桜切手には、在庫数を把握するためのカタカナ記号が付けられるようになりました。
二銭、六銭、二十銭、三十銭の額面があり、そのどれもが消印済みの場合でも高額で売買されています。また、付けられたカタカナによって相場価格が大きく変わってくるのも特徴です。
特に、「イ」の字が入った二銭切手は小額面ながらも100万を超える査定が期待できるレアアイテムとなっています。
相場価格 | 1,000~1,000,000円 |
これら「桜切手」の中でも、激レアなものは、明治5~6年発行の「桜和紙カナ無し 政府印刷 二十銭」です。この切手は、たとえ使用済みであってもなんと1億円を超える価値があります。もし、未使用で状態が良ければ、「数億円」の価値があるといわれています。他にも、1000万台を超えるものの例として、「桜切手和紙カナ入り 二銭 黄色 イ」、「桜切手和紙カナ入り 二銭 タ」、「桜切手洋紙カナ入り 六銭 ヨ」、「桜切手洋紙 改色 カナ入り一銭 チ」などがあります。
桜切手の買い取り実績
テレビCMでおなじみの切手買取を行っている「バイセル」の買取実績を見ていきましょう。
和紙 政府印刷 二銭 黄 Ⅱ | 60,000円 |
洋紙 カナ入り 二銭 ヌ | 185,000円 |
改色 カナなし 一銭 | 440,000円 |
洋紙 カナ入り 六銭 ヨ | 1,350,000円 |
改色 カナ入り 一銭 チ | 10,500,000円 |
和紙 政府印刷 二十銭 使用済み | 11,000,000円 |
なおこれは一つの目安です。切手の状態によっては大きく買い取り金額が跳ね上がる場合もあります。「和紙 政府印刷 二十銭 使用済み」のように、使用済みでもこの査定が付くわけですから、「幻の切手」ともいわれる「未使用品」が出現すれば、億単位の査定が付くこと間違いないでしょう。
桜切手の買取におすすめの専門店
桜切手にはおびただしい種類があります。そしてその「価値」も大きく変わってきます。すなわち、豊富な知識と信頼のおける鑑定ができない業者だと下手をすると数十万、数千万単位で「損」をしてしまいます。そこで、この「知識」と「信頼」を併せ持つ先ほどの買取実績にも紹介した「バイセル」を詳しくご紹介します。
バイセル
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桜切手のように、状態、年代、紙質、印刷色、印刷所、デザインなどが多岐にわたり、卓越した「鑑識眼」が必要な品物についても、バイセルならば安心して査定してもらえることが可能です。逆を言うと、中途半端な知識しかない業者や知識があっても品物に見合った正確な査定をしない業者が多数いるということです。
桜切手の収集家は桜切手について自らの知識や価値をかなりの確率で知っています。しかし、それについての「真贋」や「相場」については、自らの知識がゆえ、「思い込み」に陥りがちです。そんな時、バイセルなら無料出張査定により「正確な価値、価格」がわかります。
自分ではそれほどの価値があるものと認識していないものが、思わぬ高価値だったということもあるのです。もちろん、その逆もあり得ます。自慢の逸品が、「贋作」だった、ということも。しかしながら、真贋の判定がきっちりと得られるということは「収集家」にとってはかえって喜ばしいことではないでしょうか?
バイセルは桜切手のような複雑な種類構成を持つものでも、正確に鑑定することはもとより、適正な商品価値を提示することが出来ます。
悪質な業者になると、鑑定により高い価値があるにもかかわらず、わざと低い価値しかないものと査定し、差益を「ぼったくる」行為をしていると言われています。
バイセルの良い点は、満足いくサービスを提供するために「フォローコール」というシステムを採用しています。これは、「売買契約に関する説明がきちんとなされていたか?」「査定員のサービスの質は十分だったか?」「査定した品物が理由なく極端に安い金額で買取りされていなかったか?」などを後日TELにて直接確認してもらえるところです。
これは当日の緊張したり、舞い上がった状態や、面と向かって査定員に言いづらかったりしたことを「後日」つまり、依頼者が落ち着いて冷静な状況で「依頼する側」からの生の意見を「査定する側」に直接届けられるということです。これにより、査定員は日々「評価」され、結果、スキルはどんどん上がっていくことになります。これがバイセルが業界トップクラスを走れる一因となっています。
まとめ
桜切手という明治期に発行された今では貴重な切手。その発行時期などによって多岐にわたるバリエーション。その為、現存枚数に大きな違いがあり、それに伴い価値は、数千円から数億円と大きな違いが出てきます。また、贋作も多く、その真贋の判定には高いスキルが求められます。
バイセルは、無料出張査定、買取即金、高いスキルを持った専門鑑定員、と桜切手のような「複雑怪奇」な切手の「謎」を紐解くには最適のお店でしょう。
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