2月~3月はいちご狩りでいちばんおすすめな時期です。この時期になると、暖かくなってくるので、春を感じるべくいちご狩りに行きたくなる人も多いのでは?
いちごは、江戸時代末期にオランダから伝来されたと言われています。当初は食用ではなく、観賞用だったようです。よく食べられるようになったのは、終戦後にアメリカから「ダナー種」が入ってきてからになります。
歴史がありそうに思いきや、意外にも割と最近の出来事で驚きます。いまとなっては、品種改良が進み、数々の品種が登場しています。中でも人気の品種は、「とちおとめ」「さちのか」の2品種です。いちご狩りに行くのなら、これらの品種が食べられるスポットに行ければ最高ですね。
今回はいちご狩りのシーズンとおいしい食べ方を紹介します。ポイントを押さえて、いちごを数倍おいしいものにしましょう。
いちご狩りにおすすめなシーズン
いちご狩りに行くからには、甘くておいしいいちごのシーズンに出かけたいものです。品種や気候にもよりますが、冬から春にかけてがベストだと言われています。
冬から出回るいちごは、寒い時期だと成長に時間がかかることから、春になりかけでお天気が良い日が続いた時がおすすめです。そのため、1月下旬~3月がベストになりますが、できることなら春休みで需要の高まる3月中旬以降は避けたいところです。
4月以降~5月もいちごの旬ではありますが、暖かさの影響でいちごの成長速度が速くなってしまい、水っぽさがどうしても出てしまいます。この時期はいちごがもっとも多い季節で、食べごろのいちごと成長しすぎのいちごがどうしてもでてきます。そのため、おいしいいちご選びの目利きも必要になるかもしれません。
時間帯の秘密
いちご狩りは朝がおすすめとよく言われますが、確かに朝の方が客入りが少ないことから、おいしいいちごが残っている可能性が高いです。昼以降に行くよりは良いのは何となくわかるものです。
他にもいちごの成長により、朝がおすすめだったりします。それは、同じ苺でも時間によって甘さが変わるからです。野菜全般に言えることですが、夜は日があたらないため光合成ができない状態になります。そうなると、養分をためこむしかありません。
日が高く昇るお昼過ぎにもなると、光合成が進みます。この時には夜間に貯めこんでいた養分を消費していきます。こうなると、朝は養分がたくさんあって甘かったのに、昼過ぎに行くと、朝に比べて甘さが少なくなってしまうのです。
養分をため込んだ状態こそ、一番おいしい時です。つまり、いちご狩り農園が開園したときこそベストの状態と言えるでしょう。
おいしいいちごの選び方と食べ方
おいしいいちごを見つける方法といちごをさらにおいしくいただく簡単なコツをご紹介します。
おいしいいちご探し
見た目で判断することになりますが、ヘタが青々していて、果肉は赤く鮮やかでツヤがあるものが良いです。形は、よくあるいちご形ではなく、台形のものがおすすめです。
おいしく食べるために
いちごは先端が一番糖度が高くなっています。そのため、ヘタの部分から先端に向かって食べることでより甘く感じることができます。一般的な食べ方とは逆になりますが、より甘く食べたい方にはおすすめです。