定年後を快適に過ごし、毎日が充実した生活を送るのは長年働いたご褒美ともいえるでしょう。退職金については個人差がありますが、長年働いたご褒美ともいえるほど、人生において最大の大金を手にする機会にめぐり合うことになります。
しかし、人間はお金には弱いものです。いざ大金が銀行口座に入金されると冷静になれない方は意外と多いのです。冷静に考えてみると、1,000万円を超える大金も、年金がもらえる前に生活費やら何やらで思ったより早くなくなってしまうことも考えられます。
そうならないためにも、意外と見落としがちな定年後の「7つの落とし穴」をチェックしておきましょう。
定年後の生活傾向チェックリスト
7つの落とし穴を見る前に、まずは自分の傾向を確認してみましょう。結果から、定年後に陥りやすい落とし穴が見えてきます。
□ 配偶者と自分の年金がいくらなのかを把握していない |
□ 預貯金がいくらあるのか把握していない |
□ 1か月の生活費や固定費などを把握していない |
□ 住宅ローンが何年のこっているのか、定年後にいくら残っているのかわからない |
□ 保険を見直したことがない |
□ 趣味にたくさんのお金をかけている |
□ まとまったお金が入ると浪費する傾向がある |
□ タバコやお酒を毎日たしなむ |
□ 投資に興味があるがやらない |
□ いまさらパートで働くのは遅いと感じる |
さて何個当てはまりましたか?
では早速、老後の危険度を見ていきます。
3個以内
老後の計画や管理もほぼ完ぺきと言えます。このままの状態を保っていきましょう。このような方は、お金の管理がしっかりとしているので、安定的な定年後を送れる可能性が高いです。
4~7個
年金・退職金・保険・投資など最低限のお金の管理はできていますが、油断はできないレベルと言えます。各ジャンルの理解を深めなければ資産が減っていくかも知れません。少しずつ改善していくと良いです。
8個以上
ほぼ無頓着と思われます。生活のレベルを下げることをおすすめします。定年後の生活で、資産がなくなってからはもう遅いです。今のうちに大きく改善しておきたいものです。
定年後にありうる「7つの落とし穴」事例
- 思ったよりも退職金が少なく住宅のローンが完済できない
- 銀行員のすすめるままに投資をおこない結果的に資産を大きく減らす
- 保険を長年放置した結果、保険料が高額になっていた
- 憧れの田舎暮らしを実現させる前に、農業の高いレベルについていけず挫折
- 孫や子供にお金を使い過ぎた
- 定年と同時に離婚、退職金や家を失ってしまう
- 両親の介護費用がおもいの他掛かってしまい生活費を圧迫してしまう
予想外のことが多く起こる
上の事例のように人が生きていく中で予想外なことはよく起きるものです。
ある程度、想定できる落とし穴を考えておくことで、事前に回避できることもあるものです。今一度、自分と照らし合わせながら考えてみてはいかがでしょうか。