掲載記事数: 386【3/5 現在】

「夢つくし」の特徴と美味しい食べ方

お米

お米テイストナビ

おいしいお米を紹介するコーナー「お米テイストナビ」です。お米好きの管理人の備忘録でもあります。

日本人といえば、やっぱりお米が好き。いつも食べるお米はいいものを食べたいものです。そんなことから、このコーナーではちょっと知られていないお米の品種に着目して、おいしいお米を発掘することを目的としています。

紹介する品種は実際に食べてみることはもちろん、しっかりリサーチした上で情報として掲載しています。新しいお米探しの参考にしていただけると幸いです。

今回、ご紹介するのは「福岡県産 夢つくし」です。早速、見ていきましょう。

夢つくしとは?

日本で有名なお米と言えば「コシヒカリ」、この良質な味わいと「キヌヒカリ」の高い耐倒伏性という、良い部分を掛け合わせた品種がこの「夢つくし」です。

耐倒伏性とは
作物の倒伏に対する抵抗性のこと。耐倒伏性が高いと、風などに強く倒れにくいことになります。

名前の由来は、夢や希望を意味する「」と、九州の地名であった筑紫からとられた「つくし」に、気持ちを「つくす」という意味を合わせ「夢つくし」となりました。

ゆめつくしの産地

夢つくし」は福岡県で生まれ、現在も福岡県でしか生産されていないお米です。育成は平成5年から始まり、福岡農林試験場で改良育成の末、10年近くじっくりと時間をかけて作られました。

福岡県のオリジナル米であるため、福岡県内で非常な有名なお米となっています。

ゆめつくしの特徴

まず挙げておくべきこととして、交配があります。父は日本では最も知名度が高いといってもいい「コシヒカリ」、母は関西地方を中心に有名な「キヌヒカリ」です。

まさしくエリート米同士の交配によって生まれたお米であり、お互いの持つメリットを見事に受け継いだお米となっています。

ゆめつくしの味

キヌヒカリの程よい粘り気に、コシヒカリのしっかりした歯ごたえを加え、まさしく良いとこ取りの食感。柔らかで包み込むような何とも言えない食べ心地は絶品です。

決して主張しすぎないほど良い甘みがあり、見た目の光沢も非常に美しく良質な味わいが特徴です。

夢つくしの美味しい食べ方

夢つくしが持つお米本来のうまみを最大限に生かす美味しい食べ方は、ぜひ薄い口当たりのおかずに合わせて食べることがおすすめです。

濃いおかずですと、せっかくの夢つくしのお米の自然な甘さを台無しにしてしまいます。薄い口当たりの料理と言えば、やはり和食が最も組み合わせとして最善と言えるでしょう。

和食によく合う

前述のとおり、夢つくしのお米本来の味を生かすには、和食のような薄めの味の料理がお勧めです。

ぜひ、和食などの薄い口当たりの料理と合わせることで、控えめな甘さと粘り、そしてもちもちとした食感に気づくはずです。

塩むすびにおすすめ

夢つくしの一番良い楽しみ方は誰でも簡単に作ることができる、シンプルに塩むすびです。

炊き立ての夢つくしのご飯と、塩、氷水に清潔なふきんを用意します。

握る前に10秒ほど氷水で手をしっかり冷やし手から、炊きたてご飯を握るようにします。ふきんで水気をふいた手に一つまみ程度の塩加減で塩を両手に広げ、握っていきます。

塩むすびはご飯と塩だけのシンプルな材料なので、お米自体のうまみを十分に引き出すことができ、自然のうまみを損ないません。

冷めても美味しい夢つくし

福岡県の高田農産のご主人は「御飯の旨味は、冷ご飯の時によくわかるとですよね。」とおしゃっています。

夢つくしも、冷めても美味しいご飯になります。よって、冷めたお弁当でも、美味しくいただけるのです。おかずはやはり薄味の方がご飯の美味しさが引き立つと思います。

夢つくしのおいしい炊きかた

米を研ぐ

まず、たっぷりの水を注いだら、10秒を目安に手早く、指を立てながら一定方向に大きくかき回します。

そして、すぐに洗い水を捨てます。洗い水は完全に捨てます。この時水が残っているとうまく研げません。

米を軽くかき回し手のひらで押し出すようにする。これをリズミカルにシャッシャッと繰り返し、手早く研ぎます。

水に浸す

夏場は30分以上、冬場は1~2時間お米に十分に水を吸わせます。水に十分に浸したお米はザルにあけ、しっかりと水を切ります。

炊飯

水を切ったお米を炊飯器で炊きます。炊きあがったら、すぐにふたを開けず、余熱でお米の芯まで熱を通すために10分前後蒸らします。

そして、ふたを開け、しゃもじで十字を切るようにし、底からひっくり返すようにかき混ぜます。このとき、しゃもじは縦に持ち、ご飯を切るようにします。

まとめ

コシヒカリキヌヒカリとの間に産まれたこの「夢つくし」、「特A」ランクのブランド米として、産地福岡県はもとより全国で広く愛されています。

あつあつご飯ばかりではなく、冷めても美味しい「夢つくし」。機会がありましたら是非ご賞味あれ。