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「さがびより」の特徴と美味しい食べ方

お米

お米テイストナビ

おいしいお米を紹介するコーナー「お米テイストナビ」です。お米好きの管理人の備忘録でもあります。

日本人といえば、やっぱりお米が好き。いつも食べるお米はいいものを食べたいものです。そんなことから、このコーナーではちょっと知られていないお米の品種に着目して、おいしいお米を発掘することを目的としています。

紹介する品種は実際に食べてみることはもちろん、しっかりリサーチした上で情報として掲載しています。新しいお米探しの参考にしていただけると幸いです。

今回、ご紹介するのは「佐賀県産 さがびより」です。早速、見ていきましょう。

さがびよりとは?

佐賀県農業試験研究センターが10年をかけて研究・開発を行い、夏場の高温といった近年の気候変動にも対応できる新たな佐賀の「期待の星」として、平成21年から佐賀県下でも本格的に栽培されているお米です。ちなみに父は「あいちのかおり SBL 」、母は「天使の詩」です。

名前の由来は、「雨や風が続いても米づくりに励み、秋の収穫には笑顔で晴れやかな日を迎えられる」意味を込めて「佐賀日和(さがびより)」と名付けられました。

さがびよりの産地

九州は佐賀県、さがびよりは生産地と生産者が登録制となっており、美味しいお米の品質を保つための研修や指導が徹底して行われています。これまで、美味しいお米は九州では育たないといわれていましたが、実は稲作発祥の地は紀元前500~600年頃の佐賀県唐津市の西南部といわれています。(諸説あり)

さがびよりの特徴

さがびよりの特徴として次のことが挙げられます。

  • つやがよい
  • 粒が大きく、しっかりしている
  • 食感はもっちり
  • 甘みがよい
  • 香りがよい
  • 時間がたっても美味しい

これらのことから、さがびよりは「米の食味ランキング(日本穀物検定協会)」で初出品で最高級の「特A級」に評価されるという快挙を成し遂げ、その後も連続で「特A級」を取り続けています

さがびよりの味

食味は前述のように米粒が大きくしっかりしているため、噛み応えがあり、もっちりとしています。また粘りと甘みが強く、豊かな香りが口中に広がります。

お米に含まれているタンパク質の含有量とお米の食味には、密接な関係があり、低タンパクの方が食味が良いとされています。タンパク質の量は栽培方法によって大きく変わってきますが、佐賀県では生産者に研修・指導により、「さがびより」を美味しいお米に育て上げています。

さがびよりの美味しい食べ方

さがびよりのポテンシャルの高さから、正直どんな食べ方をしても美味しくいただけます。まさに「御飯がご馳走」といえます。

テレビやラジオで、福岡で料理研究家や、エッセイストの山際千津恵先生が、さがびよりを使った和洋中、様々なレシピを色々紹介されていますので、参考になります。

おにぎりにおすすめ

さがびよりの特徴として、「冷めても美味しい」ということがあります。これはおにぎりやお弁当にしても美味しくいただけるということです。特におにぎりにした場合には、「粒離れ」が良くおにぎりの食感を高める要因となっています。

さがびよりの美味しい炊き方

まずは洗米

さっと洗います。

最初に入れた水はすぐに捨て、その後水を入れて軽く5,6回混ぜ水を捨てます。これを3回くらい繰り返します。(完全に白濁がなくなるまで洗う必要はありません)

ポイント
ゴシゴシこすり洗いはお米の割れる原因になります。優しく洗うことが大事です。
水切り

洗ったお米をザルにあけて水を切ります。これも短時間が理想的です。これは、空気にさらされているうちにお米が割れる場合があるからです。

水加減から炊飯

そして、水を切ったお米を炊飯器で炊きます。

水は、炊飯器の目盛りを基準にしてもいいと思います。新米は目盛りよりやや少なくて美味しく炊けます。炊飯までに水につける時間は最低でも30分は必要です。

さがびよりの炊飯ワンポイント

  • 浸漬時間は夏場で30分、冬場で1時間程度にする
  • 水とお米の量を同じか、2割増しにする

先ほどの山際千津恵先生がおっしゃっているポイントです。とても参考になります。さがびよりは粒が大きいため水には長めに浸けておいた方が良いということのようです。

また、実際にさがびよりを生産していらっしゃる農家さんのお話では、なんと12時間も水に浸けておくそうです。忙しい方の場合はなかなかそうもいかないかもしれませんが、なるべく長く水に浸けておくのが美味しい炊き方の秘訣と言えそうです。

蒸らし

ご飯が炊きあがったらお米に水分をいきわたされるために、蒸らし時間を10分はとってください。また、蒸らしすぎると蓋に付いた水気がご飯に落ち、べちゃべちゃになってしまったり、早く黄ばんでしまうご飯になってしまいます。

ほぐし

ご飯は炊きあがったら必ずほぐします。しゃもじで十字を切るように底から優しくざっくりとほぐしますと、ふっくら美味しいご飯になります。

まとめ

ここまで、佐賀県が力を入れている「さがびより」について紹介してきました。

佐賀の穏やかな気候、肥沃な大地、豊かな水、芳醇な自然の恵みを生かして、生まれたこのさがびより。特Aクラスを獲得し、美味しいお米の代名詞として、全国へ展開していくことでしょう。