結婚した人が離婚する確率は3割と呼ばれ、離婚する夫婦が増え続けている現代社会です。
結婚もあれば離婚もあるというのは当然のことでしょう。この離婚するに当たり、あえて離婚式をあげる人たちが増えているみたいです。社会的な常識にはなっていないものの、徐々に離婚式を行うケースが増えていることに驚きます。
実際、どのような式になるのか想像もつきませんね。
しかし、調べてみると、いままでの常識とは大きく異なる現象が起きていることがわかりました。今回は「離婚式を行う理由」「離婚式ならではの専門用語」「離婚式で行うこと」をご紹介していきます。
離婚式を行う理由
人生に区切りをつけるといった理由や円満に離婚するという理由から、離婚式を行うようです。金額も数万円~で行えるとあって、金銭的負担が少ないという事情もあるかもしれません。
2人には共通の友人もいるでしょう。友人の前でけじめをつけるという意味で式を挙げる人もいます。
また、離婚式を行う準備にあたり、離婚を取りやめる人もいるそうです。離婚式は挙げても挙げなくても「いいこと」につながるのはメリットでしょうか。
離婚式ならではの専門用語
旧郎旧婦(きゅうろうきゅうふ)
結婚式では「新郎新婦」といいますが、離婚したので新旧が逆になったもの。離婚式では主役です。
ご終儀(ごしゅうぎ)
結婚式では「ご祝儀」を渡すということが一般的ですが、離婚式では名前を変えて渡すことが一般的になっています。その名も「ご終儀」。「ご祝儀」をもじっていることがまず考えられますが、「終 儀の際の寸志」ということでしょうか。
裂人(さこうど)
結婚式では、なかだちをする人を「仲人」と呼ばれますが、離婚式では「裂人」となります。離婚する2人のなかだちをする人になりますが、仲を裂く人という意味だと思われます。
離婚式で行われること
「円満離婚おめでとうございます」
友人代表でよくある挨拶だそうです。円満に離婚するために離婚式を開いているので、おめでたいと考えているようです。
結婚指輪を壊す
「ケーキ入刀」とは逆に「ハンマー粉砕」として、2人でハンマーを持ち、結婚指輪を壊します。この時に使われるハンマーにはカエルの絵やマスコットがついており、このカエルには「独身にカエル」という意味が込められているといいます。
別れに至るまでのスライドショー
会食中に使われるスライドショーでは、2人の出会いから別れまでの記録が流されます。なんとも言えない空気感になりそうですが、せっかく来場してくれた参列者のために離婚までの経緯を映像で語ることができます。
離婚届にサイン
参列者に見守られながら、お互いに離婚届をサインするというもの。参列者は証人として、見届けることができます。
円満離婚のブーケトス
離婚式にはブーケトスもあるといいます。ブーケを受け取る人は円満離婚したい人なのです。参列者の中に円満離婚したい人がいない場合は、どうなるのでしょうか。気になります。
さいごに
ここまでの内容を見て、離婚式はアリではないかと思うようになりました。
離婚は良いことだとは言い切れませんが、離婚はお互いの人生をこれから良いものに変えることもできるからです。
離婚した後は2人それぞれ別々の道を歩むことになります。その2人の新しい門出を祝ってあげようという気持ちになれます。
当事者の2人にとっても、引きずらない良い離婚をするために離婚式を活用することはメリットだと感じました。