仲の良い友人や親戚からお金を貸してほしいと頼まれて、お金を貸す場合があるでしょう。
貸すときは相手を信じて貸すわけですが、残念ながらお金を返してくれない場合も出てきます。貸す側はお金が戻ってこずに泣き寝入りするということはよくある話です。
貸したお金はしっかり返してもらいたいものです。どうすれば、安全に人にお金を貸せるのか考えてみました。
借用書を交わす
借用書を交わすことは一般的によく利用される方法でしょう。
実際に貸し借りが証明できることから、法的効力があるため有効です。万が一、裁判になったときは、お金の貸借を立証させることからも大切になってきます。
借用書を作るときに盛り込んでおきたい項目は、「具体的な金額の授受」と「期日を設けて返済の約束」の2点が重要になります。この2点は最低限入れなくては、貸し借りの有無や返済の要求ができない可能性が出てきます。
裁判を避けたい場合は、あらかじめ借用書を公正証書にしておくと良いです。公正証書の場合は裁判せずに強制執行ができるメリットがあるのです。
担保を取る
より安全にお金を貸すためには、担保を取っておくことも大事です。親しい友人や親戚に担保を取るのは難しいかもしれませんが、あることに越したことはないでしょう。
担保といっても金品なイメージがありますが、他にもいろいろあります。
たとえば、保証人です。借主がお金を返さない場合は保証人がお金を支払うという担保になります。金品を預かることや抵当権の設定など相手の同意を得て、担保を持っておくことで回収率は高くなります。また、貸している最中も安心に過ごるかと思います。
特に貸す金額が高額の際はやっておきたいものです。
なくなっても良い金額がベスト
借用書や担保があっても、相手に自己破産されては戻るお金は皆無です。たとえ、裁判で勝利したとしても、お金がない相手はお金を払うことはできません。ない袖は振れぬという訳です。
お金は貸す側に大きなリスクとなることを覚えておき、いざという時のためにも、なくなっても良いと思える金額を貸すといいでしょう。
こんな記事も書いています
