「睡眠負債(すいみんふさい)」は2017年の流行語大賞にもなった日本人ならではのキーワードです。
睡眠負債は日々の睡眠不足が借金のように積み重なっていき、心身に影響を及ぼすと恐れがあります。忙しい日本人の約4割も睡眠負債に陥っているという研究データが出ています。私たち日本人にとって深刻な問題だととらえる必要があると思います。
日本人の睡眠時間
6時間以下の睡眠時間の割合は40%を超えており、短時間睡眠の国民性となっています。この背景は世界的に見て日本人は仕事を頑張りすぎな点にあるでしょう。世界の睡眠時間で見ても、当然ワーストとなっています。
6時間以下の睡眠時間の割合は40%を超えており、短時間睡眠の国民性となっています。この背景は世界的に見て日本人は仕事を頑張りすぎな点にあるでしょう。世界の睡眠時間で見ても、当然ワーストとなっています。
このような危険な睡眠負債の簡単なチェックとリスクについて確認していきます。
いますぐできる睡眠負債チェック
睡眠負債は簡単な質問に答えていくだけである程度把握できます。早速、以下の質問に答えていきましょう。
睡眠負債チェックリスト
□ 朝ごはんを食べていない
□ 起きる時間がバラバラ
□ 睡眠時間は十分に取れていないと感じる
□ 睡眠の質は悪いと感じる
□ 運動はあまりしない
□ 夜間にカフェイン入り飲料を飲むことが多い
□ 夜間にパソコンやスマホをよく使う
チェックリストの結果
以上のチェックリストに答えていき、チェックが多いほど睡眠負債が溜まっている可能性が高いです。特に多くのチェックがついてしまう人は、いますぐ睡眠環境を見直す必要があるでしょう。
睡眠負債のリスク
睡眠負債が続いてしまうと、イライラしやすくなったり、頭痛が多くなったりしていきます。それだけではなく、睡眠不足によるホルモンバランスの乱れにより、生活習慣病(高血圧・糖尿病など)のリスクを高めてしまいます。
仕事においては作業効率が落ちてしまい、うまく仕事ができなかったり、仕事でミスしやすくなるでしょう。家事についても同様です。
これだけではなく、脳の老廃物を捨てられないため、老化しやすくなります。認知症や肌にはりがなくなっていく症状が出る場合もあるのです。
人間は人生のほとんどが寝ていると言われ、生命を維持するためには必要な行為です。実際に研究データとして、短時間睡眠者は短命になりやすいとのこと。睡眠を減らして、起きていることは自殺行為に近いとも言えるでしょう。
睡眠するということはとても大事だということを意識していきたいものです。