楽しい時や辛い時を乗り越えて、無事に定年を迎えると、第2の人生が始まります。自由さが増す第二の人生はそのまま仕事を続けたり、田舎に引っ越してのんびり過ごすなど、人により様々です。
定年後を楽しく過ごすためにも、定年後に向けた資金計画を雑に考えては後々大変なことになります。
資金計画と言っても、何から始めたらいいのかわからないという人もいるでしょう。今回は定年後に向けて、考えておいたほうが良いと思われる計画や考え方をいくつかご用意しました。自分のライフスタイルに合わせて、考えてみましょう。
お金をなるべく減らさない8つの考え方
① これからの生活を具体的に考える
生きがいや楽しさなどを感じるポイントは人それぞれです。それに見合った資金を準備しておくと良いです。今後やりたいこと、実現したいこと、旅行に行きたい、趣味を楽しむなど、定年後の生活を具体的に細かく思い描くことおきましょう。
② 配偶者と自分がもらえる年金を知っておく
年金はいつからもらうか?(70歳からもらう繰り下げ受給があります)
年金はいくらもらえるのか?(ねんきんネットなどで確認できます)
年金は生活の柱になります。生活する上で不足する金額などを計算しておき、今後必要となりうる経費の見直しなども考えておきましょう。
③ 生活に必要なお金を見積っておく
定年後は、人によっては生活のレベルを下げなければなりなせん。生活のレベルを下げることは人のよっては苦しいかも知れません。
現在の家計や資産状況をチェックしてみましょう。家計の無駄など実際に使えるお金がどのくらいあるのかが見えてきます。生活費の問題も見つかるかもしれません。
④ ローンなどはできるだけ早く返しておく
今後収入が無くなった後に住宅のローンが残っていると、家計には大きな負担となります。残りの残金や返済期間を確認した上で、繰り上げ返済などで少しでも減らしておくことがおすすめです。
繰り上げ返済を行うことで、本来払うべきだった利息が返ってくることもメリットの1つです。できれば65歳までに完済をしておきましょう。
⑤ よく理解した上で無理のない範囲の投資
投資は大きく儲けられる反面、元本を割れるリスクも当然あります。投資をする場合は、金融商品の仕組みなど、そのリスクをしっかり理解した上で行いましょう。
投資する際には「絶対に儲かる」というキーワードには注意が必要です。勧められる投資は絶対に避けるべきと考え、投資するならば、余裕の範囲内で行うことが安心につながります。
⑥ 働けるうちは働いておくのも手
60歳でリタイアするのも良いですが、年金の支給時期を考えると、その間の生活費として相当な額が失われます。将来の生活費のためにも、働けるうちは働いておき、貯蓄しておくと有利です。
意外にも、まだ元気なうちに1年ほど家にいると、退屈になってしまうケースが多いです。キャリアを生かしたお仕事を短時間でもやってみるのも良いと思います。
定年を機会に新しい世界で働いてみるのも新鮮で楽しいかもしれません。
⑦ 夫婦で協力する
定年後は夫婦の協力が必要です。お買い物やお金の貯め方など、今まで以上に意思の疎通を図っていきましょう。親の介護や自分たちの介護も視野に入れておかなければなりません。子供に残す資産についてもよく話合っておくと、あとに困ることが減ると思います
⑧ 健康が一番大切
年齢と共に病気になるリスクが増えていきます。定年後の大きな不安となるのは、健康が一番多くなっています。
病気にかかったり、介護が必要になったりすると、医療費や介護費が家計を大きく圧迫することになります。定年後を長く楽しく暮らしていくためにも、健康が第一と考えて、食事や運動不足などには気をつけていきたいものです。
最後に
定年後は、のんびり過ごすにしたり、働くとしても健康が一番大事だと個人的に思います。健康には留意しつつ、お金に困らないように計画的に考えていきたいところです。
自分に当てはまりそうな項目があれば、参考にしていただけると幸いです。