定年後に働くという方は約7割程度いると言われています。その中で再雇用として働いている方は約半数とのことです。
ほとんどの方が再雇用されるということで、再雇用時の待遇面が気になってしまいます。今回は60歳を過ぎたあとの、労働条件の実態を調べてみました。
高年齢者雇用安定法が改正施工
高年齢者雇用安定法の改正では「希望者全員の再雇用」「65歳以上の定年制へ改定」「定年制の廃止」のいずれかを選択することが企業に義務づけられました。
簡単に言うと、65歳まで働くことができるよう法整備されたということです。しかし、再雇用する会社が90%以上となっており、再就職する場合はかなり苦戦することが想定されます。
再雇用されても、同じ雇用形態とは限らない
60歳で定年になり、再雇用される場合は改めて雇用契約を結ぶ形になります。
継続雇用の場合は、嘱託やパートなどに労働条件を変更になることや1年ごとに雇用契約を更新する契約形態になることもあります。
定年前の正社員待遇とは異なる雇用関係になることを覚悟しておきましょう。
再雇用された場合の賃金
再雇用はほとんどのケースで可能となりますが、65歳までこれまでどおり働けるわけではないのが実情です。その1つに再雇用時の給与はそれまでの6~7割程度とする企業が多く、半減という会社もあります。
給与は大幅に下がり、賞与もないという賃金体系が基本ということも押さえておきたいです。