60代が気になるテーマとして「年金」があると思います。制度設計が複雑でよくわからない点も多いです。
目先では、年金が引き下がることばかりが先行していて、具体的にお得になる方法はあまり知られていないのが現状です。また、知識不足で損をしてしまうケースが多いので、今のうちに要点だけでも頭に入れておき、有利に年金を受け取りたいものです。
今回は60代で直面する可能性のある、年金の選択肢でお得に受け取る3つのポイントを用意しました。この3つだけでも押さえておくと良いでしょう。
社会保険に加入する
65歳以降も社会保険に加入して働き続けると、年金が増えます。
その理由として、年金受け取りしたものに「国民健康保険と介護保険料」がかからないことにあります。社会保険料は給与に対してしかかからないため、有利になるケースが多いのです。
個人年金保険は一時金も視野に入れる
個人年金保険の受け取りは、年金受け取りよりも一時金受け取りの方が有利になる場合があるので、どちらがお得になるのか試算すると良いです。年金受け取りは雑所得になります。そのため、年金の受取額が減る場合があるのです。
試算が難しいのであれば、ファイナンシャルプランナーに相談するのも良いと思います。
年金受け取りは60歳から受け取る
退職金や確定拠出型年金を年金受け取りする場合は、60歳から受け取るようにしましょう。
なぜなら、60歳前半の公的年金等控除額をフル活用するためです。意外にも、この使い残しが多いので非課税枠だったりします。