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「墓じまい」10年先を考えて

冠婚葬祭

都会に暮らしながら毎年一回、遠く離れた田舎へお墓参りに行くことは、とても大変なことです。

このような背景などもあって、現在約40%のお墓が無縁墓化となっています。(墓石業者と自地体の調査により)

今後10年で…
60%以上のお墓が無縁墓になると思われます。これはあくまでも個人的な予想ですが…

今は健康でいても、これから10年先、20年先を考えると、都会で供養できたら安心だと思っています。そんなことから「墓じまい」について考えてみましょう。

都会のお墓事情と現実を考える

今、都会でお墓を立てるとその費用は約200万円~400万円はかかるらしいです。マンションのような納骨堂も増えていますが、その費用は1区画約450万円の費用がかかるとも言われています。

ちなみに青山墓地では、永眠使用料だけで約1,000万円と墓石代がかかるとのことです。これからの生活を考えるとそれは相当な出費です。

費用面の不安解消に「手元供養」「粉骨」「散骨」を考える

「手元供養」は、遺骨を粉骨にします。専門の業者さんに依頼することが一般的で、費用は約1万円~2万円程度です。

ポイント
自分で粉骨するという方法もありますが、自分で粉骨する場合は2ミリ以下までに小さくする必要があります。
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墓じまい後の遺骨の行き先として

墓じまい後の遺骨の行き先を調べてみると、だいたい以下のようになっています。参考までにおさえておきましょう。

公営墓地への改葬合祀墓(他人の遺骨と一緒に納める)約39%
散骨約34%
菩提寺での永代供養合祀墓(他人の遺骨と一緒に納める)約22%
納骨堂約3%
手元供養約2%

散骨が思ったより割合があったので、驚きました。

以上のようになっていますが、時代の流れともに「手元供養」「散骨」を選ぶ方が増えていくと思われます。

なぜ、「散骨」が増えているのか

石原裕次郎さんが海へ散骨をしたことが有名です。このことから「散骨」を望む方が増えていました。海はもちろん、山や樹木なども一般的です。

生きた証を大切に

「粉骨」にすることで、遺骨は砂や土と変わらない扱いになります。しかし、その「粉骨」は、例えばご両親の遺骨であれば、紛れもなくご両親の生きた証でもあります。そして私たちが生きている証でもあるのです。

永代供養でも散骨をするにしても、生きた証の一部を「真空保存」と小さく、お洒落な骨壷に入れて置けたら、それはとてもステキなことだと思います。

時には悲しい思い出もあるのでしょうが、亡くなった方は、皆さんの悲しい顔は見たくはありません。近くで笑顔を見ていたいと思います。