「生前に自分でお墓を建てると早死にする」とよく言われており、この話を聞いたことがある人は多いと思います。
現実的に考えて、私たちの年代になると、「子供たちに負担にはさせたくない」「自分好みのお墓を作りたい」など、自分でお墓を建てるという考えも出てきます。ただ、早死にすると言われていると生前墓に踏み切れないのも現実です。
まずは、生前に自分でお墓を建てることは早死にするのかどうかです。そして、最近増えているという生前墓はどの程度の割合がいるかも、合わせて調べてみました。
生前に自分でお墓を建てると早死にするのか
生前墓は早死にするというのは言い伝えのように広く知れ渡っていることは事実です。そのため、生前墓は敬遠されるケースが多くなっています。
わかっていることとして、人間はいつに死ぬかわかりません。それは本人でもわからないものです。
実際に生前に自分でお墓を建てた人の中でも、早死にした人もいると思いますし、すごく長生きしたという人もたくさんいることでしょう。
何を信じるかは人それぞれではありますが、私はこの因果関係はないと思いますし、このような事実は少ないのではと感じています。
最近増えている? 生前に自分でお墓を建てること
年齢を重ねるとお墓のことを考えるようになります。それは、お金の問題だったり、使命感だったり多様に渡ると思います。
実際に霊園などに行ってみるとわかりますが、建立者の名前の部分が赤い色で刻んであるお墓を見かけるようになりました。これはほぼ間違えなく生前墓です。
なぜ赤い色の名前?
もともと、仏教の修行者が、生前に戒名を与えられて、それに朱をいれていたということの名残です。簡単に言うと、存命中であることを指します。
生前墓はどの程度選ばれているの?
とある統計によると、約20%程度が生前にお墓を建てるようになってきているようです。時代の流れで、だんだんと生前墓を選択する人が増えてきているのです。
家族と話合うことが大切
お墓の意味として、ご先祖様に思いをはせ、末代の健康や繁栄を願うことです。生前墓を建てようとする際は、家族にも相談して、了承を得ることがとても大切だと言えるでしょう。
そして、お墓が完成した際には家族そろってお参りすると良いです。