定年後に再就職を考えている人の中には、「資格取得」を目指している人も多いそうです。
資格といっても、難関な国家資格から始めて聞くような民間資格まで数えきれないほどあります。実際にどの資格を取得すれば、就職に有利なのでしょうか。また、どの資格が人気があるのでしょうか。
今回は就職に有利でかつ、人気となっている資格を調べてみました。実用的な資格ばかり集めていますので、参考になれば幸いです。
行政書士・社会保険労務士
国家資格 難しい 将来性○ 継続性◎ |
いわゆる士業と言われる国家資格です。
これらの士業は、公的機関に提出する書類の提出やクライアントとなる会社の相談業務などを行います。
難しくてややこしい公的機関への提出書類を本人に代わって作成するお仕事となっており、社会的な認知度が高く、社会でも求められている仕事でもあります。
また、開業することも可能で、頭がついていくまで仕事を続けることが可能なのも魅力の1つとなっています。
この業界の将来性については、AIといった人工知能に仕事を奪われてしまうとも言われているため、今後の状況は注視していく必要がありそうです。今まで培ってきた経験を生かすこともできるため、人気の資格となっています。
介護福祉士
国家資格 比較的容易 将来性◎ 継続性○ |
いわゆるケアワーカーと言われる国家資格です。
介護業界は、超高齢化社会の加速により、今後も成長すると言われる業界です。資格を持っているだけで、現場で重宝されることでしょう。
定年後の再就職において、介護業界を選択する人も少なくありません。その時に、他者との差別化をはかるためにも、資格取得する人が多くなっているようです。介護業界を目指している人はぜひ取得しておきたいものです。
介護業界は資格が多い業界でもあります。介護福祉士をステップに社会福祉士やケアマネージャーなどといった資格を狙ってみるのも良いでしょう。
介護福祉士においては、体力をつかう仕事でもあるため、継続性においては体力維持が必須と言えます。
マンション管理士
国家資格 やや難しい 将来性○ 継続性○ |
マンションに関するプロフェッショナルとなる国家資格です。
たまに間違われる人がいるのですが、マンションの管理人ではありません。活躍するフィールドは、マンションの管理会社やマンションの分譲販売業者などです。
主な業務としては、マンションの管理・運営に関する助言・指導・コンサルティング業務となっています。
受験者の年齢層が高く、長く続けることができる仕事として人気があります。マンション管理士はまだまだ不足しており、将来性においても問題はなさそうです。
調理師
国家資格 比較的容易 将来性○ 継続性○
調理師はほとんどの人が知る国家資格の1つです。
調理は資格がなくても行うことができますが、資格取得者は調理に関する専門知識を持つことから、就職は大きく有利になることでしょう。
活躍できるフィールドは、飲食店だけではなく福祉施設が視野に入ります。特に福祉施設は大きく増え続けているため、調理師は不足しがちであるのです。
体力的にはやさしい仕事ではありませんが、頑張り次第で長く勤めあげることは可能です。
まとめ
今回はどれも国家資格となりましたが、どれも将来性や継続性が高い職種ばかりです。ただ、就職に有利なだけではなく、いかに長く働くかもとても重要だと感じます。
資格取得は、国家試験もあるのでしっかりと勉強しなければならないでしょう。定年前なら、仕事をしながら勉強が必要です。容易とは思えないですが、歳をとってからの勉強も悪くないものです。
理想の仕事や生活を求めて、頑張ってみてはいかがでしょうか。