
しっかり準備してきたのに…
落とし穴は予想外の出来事が多く、だいたいのパターンでは想定していなかったために対処できずに失敗するということになります。逆に定年後は落とし穴がいくつもあるということを覚えておくことで、いざという時に対処できるのではないでしょうか。
今回は定年後に実際にあった落とし穴として、事例をご紹介していきます。
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銀行に勧められた投資が失敗してしまう
退職金をもらい、長く勤めた会社を退職。定年後は資産運用も考えなければと思っていた矢先、突然の銀行からの電話が入りました。
特別扱いされていることに嬉しくなったのもあって、話だけでも聞きに銀行に出向くことに。すると、手数料がかかるものの高金利で良い商品の紹介でした。資金の半分は投資となるので、リスクがあるけども銀行が紹介する商品に間違えはないと確信して、契約することにしました。

そんなに投資は甘くもなく、運用が上手くいかずに資産は目減りしていく一方。資産を結果的に減らすことになってしまいました。
保険がよくわからずに放置、保険料が高額になってしまう

現役時代はそこそこ給料もあったので、保険は手厚いものを選択していました。
現役時代の給料の高さもあって、年金も平均よりも高い水準を受けているにも関わらず、生活がどんどん苦しくなってきました。
その原因として、更新型の保険に加入していたのです。これは一定期間を経過する度に保険料が値上がりするタイプの商品。
定年退職後に見直しをしなかったので、そのまま保険料を払い続けた結果、無駄が多い高額の保険料の支払いとなっていました。すぐさま保険の見直しを行い、適切な保険に入ったものの、大きく損をしてしまう結果になりました。
以上の事例から思うこと
これらの落とし穴は、金融商品に伴うリスクについてです。ある程度の金融商品の知識があれば回避することができたでしょう。また、ファイナンシャルプランナーなどの金融商品のエキスパートに相談することでも回避することができると思います。
わからないから放置したり、目先の欲にとらわれることの内容にしておきたいですね。未来を常に意識して、最悪のリスクも想定しておくことで安心して生きていくことができると思います。