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定年後によくある落とし穴にご注意を(1)

お金(生活)

しっかり準備してきたのに…

定年前から定年に向けてしっかりと準備してきたのに、定年後になって思わぬ落とし穴が待っていて、定年後に困ってしまったというケースは珍しくありません。

落とし穴は予想外の出来事が多く、だいたいのパターンでは想定していなかったために対処できずに失敗するということになります。逆に定年後は落とし穴がいくつもあるということを覚えておくことで、いざという時に対処できるのではないでしょうか。

今回は定年後に実際にあった落とし穴として、事例をご紹介していきます。

予想外の出来事で住宅ローンが返せなかった

当初は定年時の退職金で住宅ローンを完済し、その後は夫婦で旅行にいったりとゆっくり時間を過ごす予定でした。

定年になり、退職金も予定通りに受け取り、住宅ローンの返済に使う予定でしたが、予想外の出来事でそのプランが変わってしまったのです。

予定が変わった直接的な原因は、子どもが大学受験に失敗したことです。浪人をして、予備校に通うことで教育費がかさんでしまいました。このことで住宅ローンの繰り上げ返済ができずに、現在も継続雇用で働かざる得なくなりました。

野菜の販売と自給自足を夢見て、郊外に移住したことが失敗に

定年後は憧れの田舎暮らしを実現するため、退職金で郊外の古民家を購入して移住しました。

自給自足の生活も求めていましたが、畑の野菜は上手く育たず、スーパーで野菜を購入して食べることになってしまいました。実は目標があって、生産した野菜をネット通販を利用して販売することもありましたが、販売する野菜がなく挫折してしまいました

大枚をはたいて移住しましたが、古い家でただ不便な生活するということだけが残ってしまったのです。

定年直後に離婚、退職金を失う

定年直後に妻から離婚を突き付けられて、退職金を分割するはめになりました。

退職金は夫婦の共有財産です。妻は、離婚を考えていながらも夫の定年まで我慢しながら待っていたというケースです。

たまたま、子どもの1人が成人前だったので、分割した退職金から毎月払っています。結果的に退職金は1/3程度まで近いうちに目減りしそうです。

以上の事例から思うこと

落とし穴にしては、なかなか想定が難しいものばかりでした。しかし、何らかのサインがあったり、違うシナリオは想定できなくもありません。少しでも多くのことを想定しておき、あらかじめ対処しておくことで回避できることもあります。

備えあれば憂いなし、日頃から準備しておくことがとても大切だと本当に思います。