掲載記事数: 263【10/24現在】

年金受給者のための「年金担保融資」について

お金(生活)

消費者金融や銀行などが運営しているカードローンには年収制限や年齢制限があり、定年を過ぎて年金を受給している人からの借入の申込だと、拒否するケースが多くなります。そんな高齢者でも借入のできる方法があり、それが「年金担保融資制度」です。

今回はこの「年金担保融資制度」について活用方法をご紹介します。

「年金担保融資制度」の利用

年金担保融資は国民年金や厚生年金などの年金受給者を対象とした融資制度であり、その名の通り、受給している年金を担保にして融資を受けることができます。

年金担保融資を行えるのは独立行政法人福祉医療機構(WAM)だけであり、民間の金融業者が年金を担保にして融資を行うことは法律違反となります。

年金担保融資は2ヶ月に一度受給する年金から自動的に返済が行われ、金利は1.9%という低金利で、借入金の使途が問われません。

融資対象者は年金受給中の人

融資を受けられるのは現在年金を受給している人で、年金保険証書を保有している人です。ただし、以下などの条件に該当する人は融資を受けることができません。

生活保護を受給中の人
借入金をギャンブルや公序良俗に反することに使う人
年金の支給が全額停止されている人
同一の年金担保融資で借入金の残高がある人

年金担保融資は年金の受給以外には条件が無いことから、融資を受けるのが容易です。なお、借入金の受領には申込後4~5週間がかかります。

借入は200万円まで可能

借入金は以下の3つの要件の範囲内になります。

10~200万円まで(1万円単位)
受給している年額の0.8倍まで
1回当りの返済額の15倍以内まで(返済額の下限は月1万円、上限は年金月額の3分の1まで)

ただし、借入金の使途が生活必需品の購入である場合、融資可能額は80万円が限度になります。なお、返済は利用者の手続きが不要であり、独立行政法人福祉医療機構(WAM)が偶数月に直接年金支給機関から受領し、返済した残額を利用者の口座に振り込みます。

年金担保融資は連帯保証人を必要とします。ただ、連帯保証人を設定したくない場合は、信用保証機関による信用保証制度を利用することができます。

いざというときには、この制度を活用していくと安心です。覚えておいて損はないでしょう。