2017年に政府が「働き方改革」を打ち出して、60代は現役世代として位置付けられました。具体的には「65歳以降の継続雇用延長」や「65歳までの定年延長」などが20年度まで強化されています。
60代は再雇用や再就職することが多く想定されるため、お金を補助する制度もいくつかあるので覚えておいて損はないでしょう。
今回は「高年齢雇用継続基本給付金」についてお伝えします。
「高年齢雇用継続基本給付金」について
長い名称の制度名で覚えづらいですが、簡単にいうと再雇用された場合において給与がダウンした際にもらえる給付金のことです。
一般的には再雇用された場合は契約社員や嘱託社員となり、収入は以前の6割程度となります。
以前の給与から75%未満へ減額となった場合は制度が利用できるので覚えておきましょう。しかも、この制度は65歳まで適用されるので受けないとなると非常にもったいないです。
月給35万円→20万円となったケース(例)
月額3万円の給付が受けられ、65歳まで受け取るとなれば総額180万円となります。
申請は会社が行う
この制度は会社が2か月おきにハローワークへ申請する必要があり、申請は本人ではなく会社が行うのでご注意。
制度を知らない会社もあるかもしれませんので、会社に問合せしてみると良いです。