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大きな差がある?「協会けんぽ」と「組合健保」の違い

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サラリーマンの方なら社会保険(社保)と呼ばれる健康保険の保険証を持っていると思います。この社保には「協会けんぽ」と「組合健保」の2種類があるのはご存知でしょうか?

ただ、名称が違うというだけで内容は一緒だと思っている方は多いようですが、実は「協会けんぽ」と「組合健保」には、いろいろな差があるのです。

実際にどのように違うのか、ご紹介していきます。

「協会けんぽ」と「組合健保」とは?

まず、「協会けんぽ」は全国健康保険協会という団体が運営しています。一般的にほとんどの会社が加入しており、こちらがメジャーです。加入している会社数は約170万社と膨大な数になっています。

一方で「組合健保」は、常時700人以上の従業員を雇用している企業もしくは合計で常時3,000人以上の規模を持つ複数の企業が自前で健保組合を設立したものになります。組合の数は約1,400と少数です。
「協会けんぽ」と「組合健保」では、加入している会社の数にまず大きな差がありますが、加入者数はほとんど同じぐらいになっています。

「組合健保」は保険料が割安

次に「協会けんぽ」と「組合健保」では、保険料に違いがあります。

「協会けんぽ」の保険料は、協会が都道府県別に料率があり、この料率を標準月額報酬に掛けて保険料が決まります。都道府県の保険料率は約10%程度です。

「組合健保」の場合は、保険料率は3%~13%の範囲で健保組合ごとに設定しています。一般的に「協会けんぽ」よりも安い保険料率が設定されているのが特徴です。

「組合健保」の最大のメリットは「付加給付」があること

「組合健保」の最大のメリットは「付加給付」となっています。

「付加給付」とは1ヶ月間にかかった医療費の自己負担限度額をあらかじめ決めておき、限度額を超過した医療費を払い戻す制度のことです。

例えば、医療費の合計が100万円だったとします。どちらの健康保険でも、「法定給付」として、医療費の7割は健康保険が負担します。

とても有名な制度なのでご存知だと思いますが、協会けんぽには高額療養費制度があるため、医療費はこの制度が適用されて、1ヶ月の医療費は8万円程度で済みます。

しかし、組合健保ではさらに「付加給付」という制度があり、一般的に1ヶ月の自己負担額は2万5千円が上限となります。ここは大きな違いになります。

このことから「協会けんぽ」と「組合健保」では、「組合健保」の方が医療費負担が抑えられるということです。

【まとめ】「協会けんぽ」と「組合健保」の違い

「協会けんぽ」と「組合健保」では、「組合健保」の方が保険料が割安であること

「協会けんぽ」と「組合健保」では、「組合健保」の方が自己負担額が大幅抑えられていること

よって、「組合健保」の方が「協会けんぽ」より被保険者としては優遇されているということがわかりました。